【目次】
お食い初めとは?
正式には「御百日祝い」とよばれます。
産まれてから100日~120日の間にお祝いします。
生後100日頃から乳歯が生え始めます。
初めてミルク(母乳)以外の食べ物を食べるまねをする儀式です。
「一生食べる事に困らないように」と願いを込めて。
赤ちゃんがいるのに、お店でお食い初めをするのは疲れますよね・・・。
母乳も飲ませたいし、お店だとあげられないし、個室だったとしても、父や義父の前で母乳をあげるのは嫌ですね。
赤ちゃんが泣いたら・・・3ヶ月ぐらいの赤ちゃんだと結構泣きますね(>-<)
泣いても自由に母乳をあげられない→さらに泣く。
悪循環・・・涙~
自宅だったら何度でも母乳をあげられるし、赤ちゃんが泣いても気を使いません。
料理を作るのは大変ではありますが、自分の赤ちゃんの為にお食い初めの料理を作ったら、いい思い出になるし、お食い初め料理の由来を知れて、さらに子どもの健康を祈りたくなりました。
お店で注文したら、何千円もするし、経済的でもあります。
両親や主人の両親を呼べば、お祝いのお返しにもなりますね。
長男の時は、割烹料理屋さんから配達してもらいました(^^;
その時は料理も全然だし、何も知らなかったもんで。
主人の両親が用意してくれて、甘えちゃいました。
高かったと思います。感謝です。
この料理なら、今の自分なら自力で作れそう・・・
次男のお食い初めは、自力で作りました!
お食い初めのあの食器って?
男の子は外側も内側も赤の漆器。
女の子は外側が黒色で、内側は赤色の漆器を使います。
主人の実家にあった食器を使いました。
お食い初めのお箸は、お宮参りの時に神社から頂きました。
お食い初めの料理(食材)には由来があります。
尾頭付き焼き鯛➡目出度い(めでたい)、鯛の目が赤いのもめでたい色です。
赤飯➡やはり赤はめでたい色。赤は魔除けや厄払いの力があると言われています。
病気や災難に合わないように、健やかな成長を願います。
ハマグリのお吸い物➡お吸い物は吸う力がつくように。ハマグリは良縁を意味します。特にハマグリは2枚の貝殻がピッタリと合うようになっており、「二枚貝にようにピッタリ合う伴侶とめぐりあうように」願います。
高野豆腐➡飢えや病を払う縁起物。
梅花にんじん➡赤はおめでたい色。梅は花が開くと必ず実をむすぶ縁起物。
えび➡腰が曲がるまで長生きしてねと願います。赤はめでたい色。
れんこん➡先行きが明るい事を祈ります。
紅白なます➡紅白の水引を表しています。
たこ➡「多幸」。歯が吸盤のように綺麗に並び、しっかり固まる事を祈ります。
梅干し➡梅干しのように、シワシワになるまで長生きしてほしいと願います。梅は寒い時期を耐え、6月に実がなる事から、辛抱強く育つという意味もあります。
昆布➡よろこぶ。昆布巻きなら、巻物に見立てて、教養が身に付くように。
(歯固め石)➡神社で小石を借りてきます。小皿に乗せて、お膳に乗せます。強くて丈夫な歯になるように願います。終わったら神社に返しましょう(^^
基本は1汁3菜です。
焼き鯛と赤飯はお義母さんの手作りです。
お正月に毎年、鯛の塩釜焼きを作ってるので、お願いしました。
食べさせるのは、その中一番長寿の人です。
お食い初め料理を手作りし、由来を知ると感慨深いものがあります。
料理の由来を知り、お食い初めの時にそのような話をする事で、子どもの健康と健やかな成長を改めて願う事ができ、自分もこのように大事に育てられたんだと感じる事ができました。
また、長男に対しても、由来を話したり、自分の時もこのようにしてもらったんだと、感謝する機会にもなりました。
自力で作らなくても、みんなで由来を話したりするのも楽しいですね。